不登校やひきこもりの児童・生徒への接し方は、「理解」と「安心」が何よりも大切です。焦らず、責めず、そばにいる姿勢が、回復や変化への第一歩となります。
目次
🌱 基本のスタンス:「支援」ではなく「寄り添い」

不登校やひきこもりの状態にある子どもは、「怠けている」のではなく、心や体がSOSを出している状態です。
まずは「学校に行かせよう」とするのではなく、今どんな気持ちでいるのかを理解しようとする姿勢が必要です。
🫶 接し方のポイント

✅ 1. 無理に登校を促さない
「いつ行くの?」「友達に置いていかれるよ」などの言葉は、プレッシャーや自己否定感につながることも。
→ **「今はゆっくり休む時間だね」**というメッセージを。
✅ 2. 「気づいているよ」のサインを伝える
完全に黙って放っておくのではなく、存在を見守っていることを伝えることが大事。
→ 例えば「お昼にうどん作ったけど、食べる?」のように、軽い声かけでOK。
✅ 3. 日常の関わりを小さくても積み重ねる
- 同じ空間にいるだけで安心することもある
- いっしょにテレビを見たり、ゲームをしたりする時間も大切
→ 会話ではなく「共有」が信頼関係の土台に。
✅ 4. 否定せず、まずは共感する
「それくらい我慢しなよ」「甘えてるだけじゃない?」という言葉はNG。
→ まずは「そう感じてたんだね」と感情を受け止める。
✅ 5. 子どものペースを尊重する
急に元気になるわけではありません。回復には波があります。
→ 「今日はちょっと外に出られたね」「話せたね」など、小さな前進を一緒に喜びましょう。
💬 ひとことメッセージ例(使いやすい声かけ)
- 「何かあったら、いつでも話してね」
- 「今日は一緒に○○しようか」
- 「無理しなくていいよ。あなたの気持ちを大事にしたいな」
- 「変わらなくても大丈夫。そばにいるからね」
🌼 専門家の力を借りることも大切

親や身近な人だけで抱え込む必要はありません。
スクールカウンセラー、適応指導教室、児童相談所、フリースクール、医療機関など、頼れる支援機関があります。
💡まとめ:不登校・ひきこもりの子どもには…

- 「戻す」よりも「支える」関わりを
- 「正す」よりも「感じる」姿勢を
- 「急がせる」よりも「待つ」勇気を
その子が**「自分らしく、生きていていいんだ」**と思えるようになるまで、時間をかけて伴走してあげましょう。
不登校・ひきこもりでも大丈夫 G to F

好きなこと・得意なこと「だけ」を学びながら、個性や才能を職能へ|能力開発スクール G to F|広島市
能力開発スクールG to Fは、社会で使えるスキルを学習しながら、自分の個性や才能を職能へつなげることを目的とした能力開発スクールです。ここでは、公認心理師が常駐し、メンタルサポートを受けながら受講できるため、自分の才能を一緒に見つけることができます。さらに、キャリアコンサルタントも常駐し、自分にあった職業をさがすことができます。不登校やひきこもりなど、学校や社会で適応が難しかった経験をもつ方でも安心して受講できるように、月2回(土曜日)のみ全6回の実施で、休んでも途中からでも安心して受講できるカリキュラムとなっています。コース内容も、今社会で必要とされているスキルを第一線で活躍している講師陣が指導します。 Pythonコースは合同会社GinLeafと、そしてAI活用基礎コースは株式会社CodeFoxとの共同開発です。いずれのコースも講師は自身の知識とスキルを活かして会社を創業され、多くの成果を挙げられているAndy氏(GinLeaf)と進藤史裕氏(CodeFox)が直接授業をしてくださります。G to Fのような小さな規模の場でと考えると通常考えられないような講師陣です。
そしてコンテスト参加コースは広島工業大学の松本慎平教授の協力を受けて行います。松本教諭の指導を受けて学生4名が受講生と一緒にコンテスト参加のアイデアを考え、まとめていきます。指導する学生は自身が様々なコンテストで優秀な実績を上げている学生たちです。
ゆとりをもって学べる柔軟なカリキュラム
カリキュラムの構成もG to F独自の他に類をみない構成になっています。
「1」の中でも書きましたが、各コースとも月に2回の授業です。様々な事情で週に何日も通うのが難しいという方もおられると思います。そういう方々にゆとりを持って学んでもらえる場所です。
G to Fの各コースは6コマが1つのタームになっています。月に2回ですから順調にいけば3か月で1つのコースの履修が終わりますが、ここにもG to F独自のカリキュラムが隠れています。各コースとも6コマのタームを繰り返して行います。そしてこの6コマは積み上げ式の授業内容ではなく、「1話完結型」のドラマのようになっています。であればどうなるかというと、仮にあるコマを休んだとしても次のコマに出席した場合の負担がなくなるということです。では休んだコマはどうするのか?繰り返し授業は行われるので次のタームで休んだコマを履修することが可能になります。休んでしまった、遅刻してしまった、早退してしまった、受けたけどよくわからないところがあった、こんな時に何度でもそのコマを受けることができるのがG to Fです。各コースとも修了するための期間設定はありません。「好きな時に何度でもOK」です。
サポート体制の充実
G to Fの理念は「個性をキャリアへ」「誰でも安心できる環境」の2つです。そしてこの理念に基づいてG to Fの授業にはキャリアコンサルタントと公認心理師が常駐します。
日本の直近の就業者数(24年平均)は過去最高です。しかし総労働時間は減少しています。今後は就業者数も減少するので総労働時間はさらに減少することは間違いありません。そしてそれに伴って生産性も下がってしまうことが予想されます。こうした課題を解決するために、自身の持っている個性、特性を存分に生かして社会で活躍の場を広げてほしいと願ってG to Fを立ち上げています。
そのためにキャリアコンサルタントが常駐し、若者のキャリア形成に向けての助言、指導等のサポートを行っていきます。
そして若者の中には自分の将来が見えなくなっている、そのため自信を無くしているという方もいるかと思います。勇気を振り絞ってG to Fで自分の将来の姿を見つけるために学んでみようという方もおられるかと思います。公認心理師が授業に常駐し、様々な場面でタイムリーな声掛けなどの支援を行うとともに、必要に応じて個別のカウンセリングを行いスキルアップにつながるエネルギーの回復に一緒に取り組んでいきます。 G to Fはこうしたサポート体制を備えて、少しでも多くの若者が社会の中で自身のキャリア形成、キャリアアップを実感しながら活躍できるようになってくれることを願っています。