不登校・ひきこもりがちの生徒が「プログラミング学習」で得られるもの

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はじめに

「学校に行けていない」「人との関わりがしんどい」。
そんな状態でも、“学び”や“成長”をあきらめる必要はありません。
プログラミングは、自分のペースで静かに取り組めるうえに、成果が目に見えて自信に変わりやすい学習分野です。ここでは、不登校・ひきこもりがちの生徒にとってのメリットを、心理面・学習面・将来面から丁寧に整理します。


1. 心の面でのメリット

1-1. 成功体験が“見える形”で積み上がる

コードを1行書くたびに、画面が動く・音が鳴る・グラフが描ける。
結果が即時に見えるので、達成感が得やすく、自己肯定感の回復につながります。

1-2. “自分のペースでOK”が前提

プログラミングは自律的学習と相性抜群。体調や気分に合わせて、5分だけ・1問だけでも進められます。無理をしないで続けられることが、継続=力に直結。

1-3. 集中の「フロー体験」で不安をやわらげる

小さな課題に集中して取り組むうち、時間を忘れる“フロー状態”に入りやすい分野です。雑念が減り、思考の整理や情緒の安定に役立つことがあります。

1-4. “作品が語ってくれる”安心感

「うまく話せない」「人前が苦手」でも、完成物が自己紹介になるのがプログラミング。コミュニケーションの負荷を下げつつ、他者からの肯定的フィードバックを得やすい。


2. 学びの面でのメリット

2-1. 論理的思考・問題解決力が育つ

バグ(うまく動かない原因)を探す・手順を分解する・仮説検証を回す。
この問題解決のサイクルは、勉強や日常課題にも転用できます。

2-2. 実学:教科横断の“使える学力”

  • 数学:関数・確率・座標
  • 理科:センサー・シミュレーション
  • 国語:仕様の読み取り、説明する力
  • 美術:UI/デザイン
    教科横断で学べるのが強み。学校復帰や高認・AO入試にもつながります。

2-3. 反復に強い“練習可能なスキル”

スポーツや楽器と同じで、小さな練習で確実に上達。1日10~15分でも、積み重ねが効きます。

2-4. 作品ポートフォリオが残る

作ったプログラム・アプリ・分析レポートは、ポートフォリオとして残せます。進学・面接・インターン応募で“証拠”になるのが大きな利点。


3. 将来の面でのメリット

3-1. オンラインで完結、場所を選ばない

在宅・リモートで学びや仕事が成立。外出が難しい期間でも前進できます。

3-2. 進学・就職での明確な強み

  • 総合型選抜(AO)でのアピール
  • コンテスト・検定・GitHub実績
  • IT職・データ職への入り口
    **「何が作れるか/できるか」**が評価されやすい分野です。

3-3. “好き”を職能へ

ゲーム・音楽・イラスト・動画編集・ライティングなど、興味分野×プログラミングで職能化しやすい。例:

  • ゲーム好き → ゲーム制作/レベルデザイン
  • 絵が好き → UI/UX・デザインエンジニア
  • 文章が得意 → 生成AI×ライティング補助ツール作成

4. 社会とのつながりを「安全に」練習できる

4-1. ゆるやかなコミュニティ参加

オンライン学習プラットフォームやイベントは、顔出し不要・チャット中心のものも多く、ハードルが低い。

4-2. 協働のミニ体験

模範解答が一つに定まらない課題が多く、正解は一つじゃない”協働が練習できます(コードレビュー、作品発表、共同制作など)。

4-3. 安全設計がしやすい

ニックネーム・限定公開・メンター同席など、安心のガードレールをつけやすいのも利点。


5. はじめ方(5ステップ)

  1. 目的をゆるく決める
    例:「1か月でミニゲーム1本」「写真整理アプリを作る」
  2. 入り口を選ぶ
    1. 超入門:Scratch/ビジュアルプログラミング
    1. 初学者~:Python(基礎→データ分析→Web)
  3. 学習時間を“超少量”で固定
    1日10~15分 × 週5回(体調で休んでOK)
  4. 作って公開→微フィードバック
    家族・メンターに見せる/改善点を1つだけ拾う
  5. 記録を残す
    学習ノート・GitHub・スクショで“成長が見える化”

6. 1週間のミニ計画(例)

  • 月:動画15分+手を動かす15分
  • 火:復習10分(昨日のコードにコメント付け)
  • 水:新機能を1つ追加(ボタン、音、スコアなど)
  • 木:遊ぶ・壊す(あえて数値を変えて動きを観察)
  • 金:家族にデモ(1分)→気づきをメモ
  • 土日:完全休養 or 興が乗れば自由制作

ポイント:体調が揺れる日は“見るだけ学習”でOK。ゼロにしない“細く長く”がコツ。


7. よくあるつまずきと対処

  • 完璧主義で進まない
    → “今日やるのは1行だけ”とタスクを極小化。
  • エラーが怖い
    → エラーは先生。メッセージを“翻訳”して理解する癖をつける。
  • 教材ジプシー
    → 1冊(1コース)やり切るまで、他に浮気しない。
  • 孤独感
    → 週1回の面談/メンター伴走で“続ける仕組み”を。

8. スクール(学習環境)の選び方

  • 少人数・個別配慮がある
  • 公認心理師・キャリアコンサルタントなど、心と進路の専門家が在籍
  • 段階的カリキュラム(基礎→作品→発表/ポートフォリオ)
  • 保護者との連携(月次レポート・面談)

迷ったら「体験→小さく始める→続けやすいか」で判断。講師との“相性”はとても大切です。


9. 安全・健康のためのガイドレール

  • 学習はタイマー(25分学習+5分休憩)
  • 画面距離・姿勢・ブルーライトの配慮
  • ネット上の個人情報は書かない/送らない
  • SNSや掲示板はクローズド/大人同席から
  • 体調が落ちたら完全オフも“計画どおり”と捉える

10. 小さな事例(イメージ)

  • 中3・登校しぶり:Scratchで迷路ゲーム→親子で改善→学校の総合学習で発表→自己紹介がわりの作品に。
  • 高1・ひきこもり傾向:Pythonで家計簿自動化→家事分担で活躍→家庭内で役立つ実感が自信に。
  • 既卒・再挑戦:ポートフォリオを作成→総合型選抜で学習意欲と実績を評価。

まとめ

不登校・ひきこもりがちであっても、プログラミング学習は心の回復・学力の再構築・将来の選択肢拡大を同時に支えてくれます。
ポイントは、小さく始めて、成果を見える化し、伴走者を得ること
“ここから”の一歩は、静かでいい。短くていい。
その一歩が、確実に未来へつながります。

 広島でプログラミング・データサイエンスを学ぶならG to F!

「今」そして「これから」を反映した学習内容

 Society5.0のような未来社会の実現には、そうした未来を創造するための人材育成が欠かせません。

社会が大きく速く変化していく中で、企業等で求められるスキル、能力はどんどん変化しています。G to Fではこうした社会の変化に対応するため2025年4月現在で以下のコースを用意しています。

〇データサイエンスBASICコース

〇データサイエンスADVANCECDコース

〇Pythonコース

〇AI活用基礎コース

 既に社会、企業で求められていますが、これからの未来に更に求められていくと考えられる知識、スキルを身に付けることができるコースです。4つのコースに分かれていますが、それぞれが関連しあっている内容であるため、例えばデータサイエンスBASICコースを終えた人がPythonコースを続けて受けることでさらに知識、スキルを深めることができます。G to Fでは最初に入会金をお支払いいただければいくつのコースを数年間かけてでも受けることができます(もちろん各コースの月ごとの受講料は必要です)。そして各コースとも月に2回の授業というゆったりとした日程を組んでいますので、学習に余裕をもって取り組める方は2つのコースを同時期に受講し、短期間で学習を深めることも可能です。

 さらにやや年齢層が低い方向けにはコンテスト参加コースを用意しています。こちらのコースはビジネスコンテスト等に参加する作品を個人であるいは数人で共同開発していくコースです。コンテストに参加したアイデアを、他の上記の4つのコースを学ぶことを通してアイデアを現実に近づけることが可能になってきます。またコンテスト参加コースには国家資格のITパスポート取得を目指すタームも設定しています。

ここにしかない内容と講師陣

 前述のようにG to Fは、「今」もそしてこれからはさらに求められる知識、スキルを自分の興味のある、得意な分野からさらに発展して学べるプログラムを用意しています。ここにしかないプログラムであり学習内容です。

 その学習内容と実際に授業を行う講師について説明していきます。

 各コースともその教材は企業や専門家との共同開発です。

(※協力していただいている企業等はそのホームページをリンクして貼っていますのでそちらも参考にしてください。)

 まずデータサイエンスBASIC/ADVANCEDコースは株式会社RejouiがG to Fの授業のために作成してくださったテキストをもとに進めていきます。

 Pythonコースは合同会社GinLeafと、そしてAI活用基礎コースは株式会社CodeFoxとの共同開発です。いずれのコースも講師は自身の知識とスキルを活かして会社を創業され、多くの成果を挙げられているAndy氏(GinLeaf)と進藤史裕氏(CodeFox)が直接授業をしてくださります。G to Fのような小さな規模の場でと考えると通常考えられないような講師陣です。

 そしてコンテスト参加コースは広島工業大学の松本慎平教授の協力を受けて行います。松本教諭の指導を受けて学生4名が受講生と一緒にコンテスト参加のアイデアを考え、まとめていきます。指導する学生は自身が様々なコンテストで優秀な実績を上げている学生たちです。

ゆとりをもって学べる柔軟なカリキュラム

 カリキュラムの構成もG to F独自の他に類をみない構成になっています。

 「1」の中でも書きましたが、各コースとも月に2回の授業です。様々な事情で週に何日も通うのが難しいという方もおられると思います。そういう方々にゆとりを持って学んでもらえる場所です。

 G to Fの各コースは6コマが1つのタームになっています。月に2回ですから順調にいけば3か月で1つのコースの履修が終わりますが、ここにもG to F独自のカリキュラムが隠れています。各コースとも6コマのタームを繰り返して行います。そしてこの6コマは積み上げ式の授業内容ではなく、「1話完結型」のドラマのようになっています。であればどうなるかというと、仮にあるコマを休んだとしても次のコマに出席した場合の負担がなくなるということです。では休んだコマはどうするのか?繰り返し授業は行われるので次のタームで休んだコマを履修することが可能になります。休んでしまった、遅刻してしまった、早退してしまった、受けたけどよくわからないところがあった、こんな時に何度でもそのコマを受けることができるのがG to Fです。各コースとも修了するための期間設定はありません。「好きな時に何度でもOK」です。

サポート体制の充実

 G to Fの理念は「個性をキャリアへ」「誰でも安心できる環境」の2つです。そしてこの理念に基づいてG to Fの授業にはキャリアコンサルタントと公認心理師が常駐します。

 日本の直近の就業者数(24年平均)は過去最高です。しかし総労働時間は減少しています。今後は就業者数も減少するので総労働時間はさらに減少することは間違いありません。そしてそれに伴って生産性も下がってしまうことが予想されます。こうした課題を解決するために、自身の持っている個性、特性を存分に生かして社会で活躍の場を広げてほしいと願ってG to Fを立ち上げています。

 そのためにキャリアコンサルタントが常駐し、若者のキャリア形成に向けての助言、指導等のサポートを行っていきます。

 そして若者の中には自分の将来が見えなくなっている、そのため自信を無くしているという方もいるかと思います。勇気を振り絞ってG to Fで自分の将来の姿を見つけるために学んでみようという方もおられるかと思います。公認心理師が授業に常駐し、様々な場面でタイムリーな声掛けなどの支援を行うとともに、必要に応じて個別のカウンセリングを行いスキルアップにつながるエネルギーの回復に一緒に取り組んでいきます。  G to Fはこうしたサポート体制を備えて、少しでも多くの若者が社会の中で自身のキャリア形成、キャリアアップを実感しながら活躍できるようになってくれることを願っています。